大人を対象とした教育の充実が望まれます
教育と言うと、子供に対する言葉という印象が強いのが日本です。将来を担う子供たちに、最善の教育や環境を提供することはもちろん大切になりますし、何よりの優先事項かもしれません。けれど、海外を見渡せば、社会人はもちろん、定年と言われる世代にいたるまで、広く教育が充実している国も多くあります。体力的な衰えはあれど、探究心や考える力を育むことは、いくつになっても楽しめますので、生涯のテーマと位置付ける国も少なくありません。
けれど日本では、大人が学んだり、新たな分野に挑戦する機会は限られており、まだまだ充実していないのが現状です。環境が整っていない要因として挙げられるのは、ニーズが少ないというよりも寧ろ、生活スタイルの影響です。常日頃から時間に追われ、忙しい日本人では、例えチャンスがあっても掴むことは難しいのかもしれません。けれど、知識を広げ、いくつになっても学ぼうとする姿勢は、その人自身の充実はもちろん、それを目にする子供たちにも良い影響を与えることは間違いありません。より一層、大人が学ぶための場が整えられることに期待が膨らみます。